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Execution

 

ROMSの動かし方(超簡易版)

 

ROMSのソースファイルがあるディレクトリを「~/ROMS/sample」とする.

cd ~/ROMS/sample
make clean
make clobber
make mpc
make depend
make -j 4
roms sample.in

これでromsが実行されるのでしばし待つ.終わったら,

ncview sample_his.0000.nc

のようにncviewにてビジュアライズする。
終わり。

 

ちょっと便利なROMS実行法

 
$ roms roms.in > run.log &

これで画面に出力される大量のメッセージがファイル「run.log」に書き込まれ、かつROMSはバックグラウンドで実行される(画面にはなにも表示されない)。「top」コマンドでROMSが実行されていることを確認すべし。

$ tail -f run.log

ROMSの標準出力の書き込み先である「run.log」を時々刻々アップデートしながら画面に表示する。
表示するだけなので、Ctl + cなどで止めてもログの画面表示が止まるが、ROMSも,ログへの標準出力も止まらない。

 

Open MP並列化の際(単体ワークステーションなど)に使用するCPUコア数を変更することもできる.

 
$ setONE
$ setTWO
$ setFOUR
$ setEIGHT

それぞれ使用するコアの数を1,2,4,8に変更するコマンド.コマンドを実行したコンソールでのみ有効.学生用WSの場合はクアッドコアのハイパースレッディング(HT)付きなので,4x2=8コアまで使用できる.HTは最適化によりコア数を仮想的に倍増させる技術なので,使用コア数を4から8にしてもパフォーマンスが倍増することはないが,ROMSの場合,4コアよりは8コアの方が10〜20%程度速くなるようである.
ちなみに8コア設定時のROMSのCPU利用率は限りなく800%近く,通常,780〜790%程度になる(topコマンドなどで確認できる).